リールのオーバーホールをやってみた
ということでちょくちょくはやってたんですが、今回は本格的に清掃もかねてやってみました。
本当はカルカッタDCのクラッチが戻らなくなり調べたところ・・・クラッチツメバネが折れていたことが原因でした。トップの画像はダイワのリールですがシマノのリールの場合クラッチが戻らなくなったらクラッチツメバネが折れてないかチェックしてください。
もし折れていた場合は、お近くの釣具屋でお取り寄せという形になります。
そういったことがあったので、どうせなら全部バラしてきれいに掃除までしようということでやってみました。
今回使用したグリスとパーツクリーナー
左 グリス 中・右 パーツクリーナー
レスポ マシーンスプレーRS-430ATI
このグリスは普通のグリスとは違いナノ球状チタン配合です。といってもあまりわからないと思いますが、これを使いたくてオーバーホールしたのも事実です。
通常のグリスと違いリールのギアとメチャメチャ相性が良くビックリするくらい巻き心地が激変します。
たとえば巻物などを巻いてるとギアのカリカリ感って結構伝わってきますよね。それが80%ほど抑えられます。カリカリからスルスルーに変わり驚くほど滑らかになります。
でも1つデメリットがあってグリスの粘性が高いということ。ねば~と納豆のように糸を引くくらい粘り気がありますのでフリーにハンドルを回転させると回りが悪いです。
ですのでラインスラッグをロッドを握った手で巻き取るという方はハンドルの回転が鈍いので巻き取りが悪くなります。通常の巻き取りにはまったく支障はありません。
それと、売っている場所が見つからないです。だから僕の場合はアマゾンで購入しました。
KURE CRC パーツクリーナー プラスチックセーフ
ナフコ パーツクリーナー
これはグリスや油などをキレイに洗浄するクリーナーなんですが、CRCのパーツクリーナーの方が料金は高いですがよく落ちます。
CRCの方がなくなり急遽ナフコの方も使ってみたんですがプラスチック製のギアなどには使わない方がいいと思います。グリスなどは落ちますがキメ細かなところまで落とすには結構な量を吹き付けなければなりません。
ギアやベアリングなどの洗浄にパーツクリーナーを使うとキレイになりますので使ってみて下さい。
オーバーホールの注意点
- 元に戻す自信がないのならやらない
- バネなどの部品が飛んで紛失する可能性がある
- Eリングの取り付け取り外しの際に紛失しやすい
- グリスとオイルを注す場所を間違わない
- ネジ山をつぶさない
- 細かな部品をなくさいない
これらのことを注意してオーバーホールをして下さいね。
僕の場合はEリングが飛んで行ったり細かな部品が紛失していたことがありましたが、奇跡的に見つけ出すことができ事なきを得ることができました。それよりも元に戻す自信があったのでオーバーホールしたのですが・・・戻せなくなりかけました。
シマノのリールは複雑です。ですので元に戻す自信がないのならやらないこと。それでもやりたいのなら必ず必ずスマホなどで画像を撮ることです。何枚も撮っておいた方がいいですよ。カルカッタDCとアンタレスをオーバーホールした時はほんと泣きそうになってましたから。
Eリングは取り付けの際に飛んでいきやすいので飛んでも大丈夫な対策をしてから取り付けてくださいね。ほんと飛んでいきますから。
数年ぶりにキレイになったカルカッタDCはめちゃめちゃキレイになっただけでなくハンドルが驚くほどスルスルーと滑らかに回転します。画像はこの間使った後なんでちょっと汚れてますが・・・
巻物大好きというあなたはギアのカリカリ感が分ると思いますが、あれが僕は嫌だったんです。それがなくなりました。もちろん最近の高いリールは滑らかな回転だと思いますが、僕のように古いリールをいまだに使ってる方にはレスポのマシーンスプレーは最高にいいと思います。
ギアのカリカリ感がなんとなく邪魔に感じたらグリスをマシーンスプレーに変えてみるのも1つの手ですよ♪