ハンドメイドルアーの顔彫りは小学生でもできる!
ハンドメイドルアーの醍醐味は自分が欲しいものが作れる。というところですよね。
- 形
- 容姿
- 動き
- 大きさ
- 重さ
- リアルさ
- おもしろさ
・・・など
今回はその中でも容姿に含まれる「顔彫り」(フェイス)のやり方を紹介します。
顔の表情一つでルアーの存在が決まる。と言っても過言ではありません。だからこそ自分の思った通りに「顔彫り」ができるように頑張って下さいね♪
※動画で今すぐ確認したいというあなたはこちらからすぐ見れますよ~
用意する物
刃物(カッター・デザインナイフ・小刀・切り出し刀)
顔が彫れるものであれば何でも大丈夫。
顔彫りのやり方
- 顔の下書きをする
- 刃物で顔を彫る
- 紙ヤスリで仕上げる
1.顔の下書きをする
ルアーに顔の下書きをします。下書きには鉛筆でもいいですしペンやボールペンなど顔が書ければ何でも構いません。
あなたが納得のいく顔を描いてくださいね。今回はサンプルということで某ルアーさんの顔を見本に描いてみました。
2.刃物で顔を彫る
1.顔の線を刃物で垂直になぞる
このときの刃物の深さは1~2mm
2.なぞった刃物の線を斜めから切り込む
刃物で切り込む際は溝の幅を考えて彫って下さい。線の端など鋭くしたい場合は刃物の先を上手に使いましょう。
また溝を彫りこむ際に刃を起こしたり寝かしたりするとうまく溝が彫れますよ。寝かせて使う刃物の使い方は動画の4分辺りの唇のところを見て下さいね~
溝掘りに慣れていない場合は利き手じゃない方の親指を刃物に添えて軽く押すと上手に彫れます。慣れてる方は片手でも大丈夫ですよ。
顔の線の通りに切り込むとこんな感じになります
切り込んだところが分るように赤で塗ってみました。
ここまで約10分くらいです。あとは唇に丸みを持たせたり切り込んだ線の深さをさらに深くしたりと修正します。
3.紙ヤスリで仕上げる
紙ヤスリの角をうまく使い彫った溝をキレイに仕上げます。
紙ヤスリをかける順番
荒目 → 中目 → 細目
この順番でヤスリがけをして下さい。バスキチの場合は下記の順番でヤスリがけをしています。
400番 → 800番 → 1000番
最後に溝の上側の角を紙ヤスリで面取りをし完成。
裏ワザ
たいした裏技ではありませんが、エラを彫ってる時に木が薄くなり割れそうになった場合や紙ヤスリをかけても木のケバケバがキレイにならなかったりといった場合に活躍してくれるのが・・・
「瞬間接着剤」
瞬間接着剤で割れそうな部分やケバケバのところに塗ると割れる心配もケバケバも心配する必要がなくなります。
バスキチは紙ヤスリをかけた仕上げとして彫った溝全部に瞬間接着剤を塗っています。なぜ溝全部に塗るのかというと、溝はただでさえコーティングで一番泡が溜まりやすい場所ですので自ら気泡を出さないように防ぐためです。
顔彫りのやり方はいかがでしたか?あなたが思っていたよりも簡単だったのではないでしょうか。
顔の下書きから始まり、線を刃物でなぞり、切り込みを入れる。
上手くいかない。という場合は何度も何度も彫って練習です。そうしていくと経験値がたまり知らず知らずのうちに顔彫りが上手くなってます。
自分の思った通りの顔が彫れるようになると今以上に楽しくなってきますし、デカバスが釣れたら最高ですよ~♪
動画で彫っていた顔の画像
ささっと動画用で彫ってみました。